ミサのご案内


当教会のミサ再開の方針は次の通りです。
・主日ミサは4回(7時, 9時, 10時半, 18時)となります。
 ※9時は従来の子どもミサではありません。
・1度のミサにつき120名程度に入場を制限します。
 ※制限人数を超えた場合は、入場できません。

☆ ミサ入場の際のご注意 ☆
ご入場にあたっては、受付をいたします。次の3項に該当する方は、入場をお断りいたします。
①体調のすぐれない方・発熱されている方
②マスクを着用されていない方
③お名前・電話番号の記帳(万一の際の連絡用。教会にて厳重に管理)にご協力いただけない方
※年齢制限はいたしませんが75歳以上の方や基礎疾患をお持ちの方は、できる限りご自宅でお祈りください。
※主日のミサの義務については、東京教区のすべての方を対象に、当面免除されています。
※菊地功大司教様のご指示もあり、当面は所属教会以外でミサに参列することはお控えください。

☆ ミサ中のご注意 ☆
聖歌の歌唱など声を出すことを極力自粛してください。
会衆や奉仕者、司式者、聖歌隊にあっても、マスクの着用を徹底してください。
聖歌隊奉仕がある場合はマイクを活用するなどして、少人数で、離れて歌唱するように工夫してください。
聖体拝領の直前に、拝領する方々の手指を、必ず消毒してください。口での拝領を希望される方は、事前に司祭にご相談ください。

☆ ミサ後のご注意 ☆
ミサ後などに聖堂から退出する際、「密」とならないように、順序よく退堂し、あいさつや立ち話を避けるなどの対応をお願いします。

皆様のご理解とご協力を切にお願いいたします。

司 祭 の 言 葉

2021年2月28日 四旬節第2主日

渋沢栄一とヴィリオン神父、そして山室軍平

2021年2月28日 四旬節第2主日

渋沢栄一とヴィリオン神父、そして山室軍平

NHK大河ドラマ「青天を衝(う)て」の放送が始まりました。主人公・渋沢栄一(1840~1931)は2024年から新一万円札の顔にもなります。

2年ほど前、神保町の救世軍本部を訪問したことがあります。毎年、バザーの残り物を救世軍の中野分隊からとりに来ていただいていた縁もあって、鷺沼教会の教会報「コムニオ」編集部で取材を申し込んだところ、懇切丁寧に対応していただきました。米国人ケネス・メイナー司令官の執務室にも入れてくださったのですが、その部屋に一枚の大きな写真が飾ってありました。救世軍の創設者ウイリアム・ブース大将が来日した1907年(明治40年)の歓迎会の写真で、中央にはブース大将、その周りに渋沢栄一、大隈重信らの政財教育界人、日本の救世軍ではもっとも有名な山室軍平が写っていました。

なぜ、渋沢栄一がここにいるのだろう?という素朴な疑問が浮かびました。

渋沢栄一は〈日本資本主義の父〉と呼ばれ、500以上の会社を育て、約600の社会公共事業に関わったと言われています。代表的なものだけでも東京瓦斯、東京海上火災保険、王子製紙、田園都市(現・東急電鉄)、秩父セメント、帝国ホテル、東京証券取引所、麒麟麦酒、東洋紡績などがあげられます。そういう実業家の渋沢栄一がクリスチャンでもないのに、救世軍創設者の歓迎会に出席し、終生、救世軍の活動を支援し続けたのは何故なのでしょうか。

その発端は、実はカトリック司祭ヴィリオン師との出会いにあります。ヴィリオン師は1843年フランスのリオン近郊に生まれ、パリ外国宣教会に入会。1866年司祭叙階と同時に香港に派遣され、1868年(明治2年)来日。浦上四番崩れで諸国に配流される信徒たちを悲しみの中に見送る貴重な体験をしています。その後、1878年(明治11年)明治になって最初の京都に滞在するカトリック司祭となりました。師の京都滞在の名目はフランス語塾での仏語教師でしたが、語学教授の傍ら、津や松坂へ宣教のために足を運び、知恩院に通って仏教研究にも努めています。そのフランス語塾に通って来ていたのが若き渋沢栄一でした。渋沢はここで初めてキリスト教と関わりを持つようになりました。1888年(明治21年)、新島襄が同志社設立を進めた時には積極的に支援した他、キリスト教系教育機関の発展に寄与しました。その中で特に山室軍平との交流は長く深いものがありました。渋沢は山室軍平に言ったそうです。「実業家は金を作ることを知っているばかりか、どんな風に使うたらよいかという事をわきまえている。あなたのところでは、比較的わずかな金で大きな事業をなし、金が活きているように見えるから、それで私は熱心に賛助しているのです」と。渋沢の著書『論語と算盤』という題が示す通り、彼は単なる金儲けを考える経済人なのでなく、公益や社会貢献を強調する人でありました。

渋沢は1931年11月に亡くなるのですが、その年の7月に山室は渋沢夫人の依頼で3回渋沢に聖書講義をしています。山室の7月9日の日記にはこう記されています。「詩第二十三篇ヲ読ミテ色々話ス。大ニ喜バル。『孔子教ハ人道ヲ示スモノニテ、宗教トシテハ矢張(やはり)キリスト教ヲ尊敬シテ居マス』ト云ウヨウナ話モアリキ」。山室は7月23日に「放蕩息子のたとえ」(ルカ15章)、30日には「土の器に納めた宝」(2コリント書4章)を講じたそうです。

日仏会館と読売新聞社が主催する学術賞である渋沢・クローデル賞は日本とフランスの文化交流に寄与した方に贈られるものですが、そのことも渋沢がただの経済人ではなく、文化人としての幅広さを持っていた証左といえるのではないでしょうか。

主任司祭 松尾 貢


○今後の予定
・3月14日 10時半ミサ 「神父様方への感謝の日
○四旬節中「十字架の道行」を毎週金曜日の午前10時30分より行います。
 3月5日は初金のミサ終了後に行います。
○初聖体準備講座は、Sr.大澤と相談の上、緊急事態宣言解除後の日曜日から開始。

典礼聖歌

・B年(2021年2月)の典礼聖歌(PDF)