当教会のミサ再開の方針は次の通りです。
・主日ミサは4回(7時, 9時, 10時半, 18時)となります。
※9時は従来の子どもミサではありません。
・1度のミサにつき120名程度に入場を制限します。
※制限人数を超えた場合は、入場できません。
お正月の楽しみは大学ラグビー準決勝、箱根駅伝など多々ありますが、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートもその一つです。元日にヨハン・シュトラウスのワルツを聴いて、新しい年を迎えたなーと感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、今年は勝手が違い、無観客での開催でした。コロナウイルスの感染拡大防止の規制が続いていたので仕方がないのですが、やはり寂しいものがありました。リモートでのオンライン拍手はあったとはいえ、ホールに聴衆がいないのは哀しい!例年ですと地元ウイーンや欧米人の聴衆の中に着物姿の日本人女性の姿も散見できたものでした。
今年の指揮者はイタリアの世界的指揮者リッカルド・ムーティ(79歳)でした。彼はオーストリアメディアにこう語っていたそうです。「観客がいなければ、私たちの仕事は無意味になってしまう。自分たちのためではなく、ほかの人たちのために演奏しているのだから」。たしかに生で演奏を聴くことの素晴らしさ、有難さからいえば当然の発言だと思います。しかしムーティは続けてこう語っています。「私たちは全世界の人たちのために演奏していることを心に留めねばならない」。ムーティや団員たちは、今年、観客不在の中で、全世界の聴衆に届けるその気持ちで演奏してくれたに違いありません。今年の秋に予定されているという来日公演を楽しみにいたしましょう。
このコロナ騒動はいつまで続くか皆目見当がつきません。だからといって、嘆いてばかりいてもしょうがありません。この渦中でどう生きていくのか、どう活動を継続していくのか模索を続け、可能性を求めていく必要があります。大聖テレジアは言っていました。「愛とは創意工夫です」と。
その兆候はいくつか現れてきています。会社や学校だけでなく、教会内にもその創意工夫の事例が多々みられるようになってきました。
まず都会偏重が乗り越えられているという現象があります。以前でしたら、聖書学者・雨宮慧師が築地教会で行っている「ヘブライ語の学び」は、東京近辺の方、築地に通える方に限られていました。それが、コロナ以降、リモートで開催されるようになったため、関西や九州、東北、北海道の方々も参加できるようになったのです。地方にいてヘブライ語を、それもカトリックの著名な聖書学者から直に学ぶことは以前は困難なことでしたが、コロナ禍のおかげで、地方にいてもその恩恵に浴することが可能になったというわけです。
渋谷で開催されていたアルファコースも1月16日からリモートで実施されるため、国内はもとより国外からの参加も可能となりました。もちろんセレブレーションと言ってコース修了者、スタッフ、ゲストを招いての食事会ができないのは辛いことですが、渋谷近辺という地理的限界を超えることができることは、今後大きな可能性を秘めているわけです。 他に聖書百週間やユースアルファでもリモートでの開催がなされています。ユースアルファではなかなか若者が集まらない、集めきれないのが悩みの種でしたが、なんと昨年最後のコースには仙台と山形からの参加者があったということです。大阪の酒井補佐司教様も参加してくださったそうです。
今日は成人のお祝いの日。教会の宝であるこれら青年たちはPCやスマートフォンを自由に使いこなしています。そのIT技術やSNSを自在に操る能力と若い感性を、神様と隣人のために活かしていってほしいと願っています。
○今後尾の予定
・1月10日 「主の洗礼」(厩の片付け:10時半ミサ後)
・1月31日 「ドン・ボスコのお祝い」(餅つき大会は中止)
○2021年1月からの講座予定表、司祭館1階入り口のところに置いてあります。お取りください。
○「成人の祝福」は2021年1月10日12時からの新成人とご家族・友人限定のミサを行います。
○来年「初聖体」を希望なさる方は、2021年1月24日(日)から準備講座が始まります。受付で申し込みをしてください。
・B年(2021年1月)の典礼聖歌(PDF)